3月30日、いよいよ、今年2月12日生まれのヒナが、新しい育成舎で成鶏になるまでの期間を過ごすことになりました。
さしづめ、成長をするための学生生活の始まり、小学校の入学式といったところでしょうか。
2014年2月の大雪で、つぶれてしまった育成舎が、日本メイスン財団さん、読売光と愛の事業団さんからの助成金で再建することが出来たことは、1月13日の新着情報でお知らせしました。本当にありがとうございました。
今日からは、育成箱のコタツで温めながら、少しずつ外気温に慣らし、すくすく成長してきたヒナたちが、立派な大人の鶏になり、おいしい卵を産み始めまでの約4ヶ月間、この新しい育成舎で過ごすことになります。
一般的には、生まれて120日ほどで卵を産み始めますが、にんじん舎の鶏はじっくり、ゆっくり大人の鶏に育て上げます。150日ほどで卵を産み始めるこの鶏たちは、たくさんは産まなくても、質の良い卵を長く産んでくれるのです。これからも大切に育てます。
約40日間、育成箱で育ったヒナ鶏たち。羽の色は成鶏と同じになりました。
ひろびろとした、新しい育成舎にうつり、食欲も旺盛なヒナ鶏
春の陽ざしのなか、一級先輩のヒナ鶏も
育成舎の再建ができなかった時、2014年9月に生まれた鶏たちも、成鶏舎に間借りをするかたちで、育ちましたが、春の光の中、元気に餌をついばみ、卵をたくさん産み始めます。